こんにちは。エンジニアのタクマです。
今回は、「未経験からのエンジニア転職で失敗しないための3箇条」というテーマでお話しさせていただきます。
僕は約一年前に、31歳未経験からエンジニアに転職し、現在は現職にてエンジニア採用においての書類選考、および一次面接の面接官を担当しています。
そこで、未経験からエンジニア転職を目指す数々の求職者の方の書類を審査し、面接を担当してきた経験をもとに、どういった部分が失敗につながりやすいのか、どういった部分が評価になるのかという観点で「未経験からのエンジニア転職に失敗しないための3箇条」をお伝えさせていただきます。
※大前提としてポートフォリオ(自分で制作したWebアプリ)を持っている方とします。
本記事の対象となる方は下記のような方になります。
- 未経験からエンジニア転職を目指している
- 未経験からエンジニアになれるか不安
- これから転職活動をする
上記に当てはまる方にとって、エンジニアへの転職成功率を高める有益な情報となりますので、ぜひ最後まで読んでください!
未経験からのエンジニア転職に失敗しないための3箇条

それでは早速結論からお話しします。
「未経験からのエンジニア転職に失敗しないための3箇条」は下記の通りです。
- 転職エージェントは使うな
- Herokuにデプロイするな
- READMEはしっかり書け
上記を順番に解説していきます。
①転職エージェントは使うな
未経験からのエンジニア転職において、転職エージェントを使うのは得策ではありません。
理由は、企業側が支払う紹介手数料です。
転職エージェントが紹介した人材を企業が採用した場合、採用された方の年収の30~35%を紹介手数料として転職エージェントに支払います。
例えば、企業が転職エージェント経由で実務未経験のエンジニアを年収300万で採用したとすると、約100万円を紹介手数料としてエージェントに支払うことになります。

一方で、直応募やWantedly経由で採用する場合、企業が支払う紹介手数料は発生しないため、採用にかけるコストを抑えることができます。

例えば、同じスキルを持ち、面接での評価も同じの、求職者AさんとBさんがいたとして、Aさんはエージェント経由での応募、Bさんは直応募で、どちらか一人だけを採用する場合、間違いなく採用コストが安く済むBさんを採用します。
なので、実務未経験のエンジニア転職では転職エージェントを使うのはやめ、直応募かWantedlyで応募しましょう!!
②Herokuにはデプロイするな

未経験からのエンジニア転職において、ポートフォリオ(自分で制作したアプリケーション)は必須です。
そのポートフォリオをHerokuにデプロイするのは、採用担当としてオススメしません。
(Herokuについてご存知ない方はこちらをご覧ください⇨herokuとは?初心者でも5分で分かる基本や特徴をまるっと紹介)
Herokuへのデプロイをオススメしない理由は以下2点です。
- AWSへデプロイしている求職者が多いから
- 実務のインフラとして使われるサービスは、AWSが一般的だから
上記2点を詳しく解説していきます。
AWSへデプロイしている求職者が多いから
あくまで私が採用担当として書類やポートフォリオを拝見している限りの肌感ですが、エンジニア職への求職者の多くはAWSへデプロイをしています。
当然Herokuにデプロイするより、AWSにデプロイする方が難易度は高いです。
ですが、今はAWSに関する記事や資料などはネット上にたくさんあります。
それらを見ればポートフォリオをAWSにデプロイすることは、そこまで難しいものではありません。
それにも関わらずHerokuへデプロイしている方は、AWSにデプロイしている方に比べて、採用担当からの評価は当然低くなります。
実務のインフラとして使われるサービスは、AWSが一般的だから
実務ではインフラの技術選定においてHerokuが選択されることはほとんどありません。
基本的にはAWSでインフラを構築するのが一般的となっております。
なのでポートフォリオも、実務で使用しないHerokuにデプロイするより、実務で使用するAWSにデプロイする方が、採用担当の評価が高いというわけです。
以上の理由から、デプロイはAWSにすることをオススメします。
AWSの学習をされる方は、下記の教材がオススメですので、ぜひチェックしてみてください!
- AWSをゼロから学習するのにオススメな動画教材はこちら!- AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得
- インフラをコード化し、よりハイレベルなポートフォリオを作成したい方はこちら!- AWS と Terraformで実現するInfrastructure as Code
- 書籍で学習したい方はこちら!- Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂3版
③READMEはしっかり書け

ポートフォリオを拝見していると、READMEがしっかりと書かれていない方がいます。
中にはREADMEが全く書かれていない方もいます。
※READMEを知らない方はこちらをご覧ください⇨【GitHub】READMEって使ってる?使い方と書き方を確認しよう
READMEはポートフォリオの説明書のようなもので、且つあなたのポートフォリオのアピールポイントを主張できる貴重な資料です。
採用担当者は開発の合間で求職者の書類を確認しているため、ポートフォリオにアクセスし、全画面・全ての機能を確認することはほとんどありません。
しかし、READMEはポートフォリオの概要や技術を把握することができるため、必ず読みます。
なので、READMEでアピールしなければ、せっかくこだわったポイントや見てもらいたいポイントも採用担当者に認識してもらえないかもしれません。
こだわったポイントや見てもらいたいポイントも採用担当者に認識してもらえないようでは非常に勿体無いので、READMEはしっかりと書きましょう!
では、READMEには何を書けばいいのか?
結論、下記項目を書きましょう!(あくまで一採用担当者である僕の考えです。)
READMEに記載する項目 | 内容 |
---|---|
アプリケーションの名前 | |
アプリケーションの概要 | このアプリケーションがどういったものなのかの説明を記述(画像や動画を載せるとなお良し!) |
アプリケーションのURL | アプリケーションをデプロイしたURLを記述 |
制作背景 | なぜ、このアプリケーションを制作しようと思ったのかを記述 |
使用技術 | このアプリケーションで使用した技術を箇条書きで記述 |
機能一覧 | このアプリケーションで実装した機能を箇条書きで記述 |
こだわった部分 | こだわった部分やアピールしたい部分を記述(画像や動画を載せるとなお良し!) |
苦労した部分 | |
今後追加したい機能 | |
ER図 | ER図の画像を貼り付けます。 ER図とは一言で言うとデータベースの設計図です。 データベースにどのようなテーブルがあるのか、テーブルにはどのようなカラムがあるのか、テーブル同士はどのようなリレーション関係になっているのか、を図で表したものになります。 ER図をもっと詳しく知りたい方はこちら⇨【図解あり】初心者向け!ER図とEER図の基本とツールの選び方 僕はdraw.ioを使って作成しました。 draw.ioでのER図の作り方はこちら⇨【簡単にER図を作成できます】draw.ioの使い方 |
インフラ構成図 | インフラ構成図の画像を貼り付けます。 インフラ構成図とはその名の通り、インフラの構成図です。どのような構成でインフラを構築したのかを図で表したものになります。 こちらもdraw.ioを使って作成しました。 draw.ioでのインフラ構成図の作り方はこちら⇨draw.ioでAWSのインフラ構成図を書く |
上記全てをREADMEに記載するとあなたの技術力や頑張ったこと、アピールポイントなどが採用担当者に伝わりやすくなること間違いなしです!
なのでREADMEはしっかり書きましょう!!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
「未経験からのエンジニア転職に失敗しないための3箇条」について理解できましたでしょうか?
この記事があなたのエンジニア転職活動に少しでもお役立ていただければ幸いです。
あなたの転職成功を心よりお祈りしています。
ご質問やご指摘等ある方はコメントしていただければ返信させていただきます。
これからもエンジニアの方、プログラミング初学者の方に役に立つ記事を更新していきますのでよろしくお願いします!
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